よくある質問
SAFE TABLE STATEMENT ~国産チキンの安全・健やか宣言~ に関する疑問にお答えします。
プロジェクトについて
- プロジェクトはどのような経緯でできたのですか?
カンピロバクターは長年にわたり食中毒の原因となり続けており、近年も生や加熱不十分な鶏肉の喫食による食中毒が発生しています。食中毒の発生は、消費者への健康被害のみならず、原因と疑われる食品の消費減少など、経済的な影響にもつながるおそれがあることから、カンピロバクター食中毒の発生を低減させるため、生産から消費に至るまでの必要な段階(フードチェーン)で、より一層、衛生管理を向上させることが必要です。
このため、農林水産省は、令和6年9月に「肉用鶏の衛生水準向上等に関する検討会」を立ち上げて検討を行いました。同検討会の中で、生産者や食鳥処理事業者が自らの衛生に関する取組を社会に向けて発信(自主取組宣言)し、消費者等が応援する仕組みを構築していくことで、フードチェーン全体が、衛生に関して取り組む環境を醸成することが、方策として有効と示され、本プロジェクトが立ち上がりました。
検討会については、農林水産省Webサイトをご覧ください。
- なぜ、カンピロバクターに着目して検討を始めたのですか?
カンピロバクターは長年にわたり食中毒の原因となり続けており、近年も生や加熱不十分な鶏肉の喫食による食中毒が発生しています。カンピロバクター食中毒の発生を低減させるためには、生産、加工、流通、調理、消費のフードチェーンの各段階において、科学的根拠に基づいた衛生管理を向上させる必要があるため、検討を行いました。
- このプロジェクトと「畜産における農業生産工程管理(GAP)」「農場HACCP」との違いは何ですか?
畜産GAPは、農業生産活動の持続性を確保するための認証制度です。また、「農場HACCP」は農場の飼養衛生管理にHACCPの考え方をとり入れて、生産される畜産物の安全性の確保及び生産性の向上を図る認証制度です。両者ともに必ずしもカンピロバクターの低減対策に注目したものではありません。本プロジェクトでは、肉用鶏生産農場でのカンピロバクター低減対策を徹底することで、衛生管理水準全体の向上を目指します。
- このプロジェクトとHACCPとの違いは何ですか?
HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法であり、食鳥処理場においては、HACCPに沿った衛生管理の実施が食品衛生法により義務付けられています。なお、生産段階では、HACCPは義務付けられておりません。
本プロジェクトでは、カンピロバクター食中毒低減のため、生産農場及び食鳥処理場の衛生水準を全体的に向上させることを目的としています。生産段階においては、食中毒菌対策に注目した衛生管理を行うこと、食鳥処理場においては、HACCPに沿った衛生管理を前提として、衛生水準をより一層向上させる取組を行うことで、生産者や食肉処理事業者が鶏肉の安全性向上に貢献することを目指します。
- 国産チキンの安全・健やか宣言(あんすこ宣言)とは何ですか?
国産チキンの安全・健やか宣言(あんすこ宣言)とは、肉用鶏の生産者と食鳥処理事業者が、鶏肉の生産・加工工程に係る衛生水準の向上を目指して行っている取組を、消費者を含む社会全体に知っていただくことを目的として、自社で取り組んでいる衛生管理の取組を発信する取組です。
衛生水準の向上のために有効な取組項目を、生産段階及び食鳥処理段階でそれぞれ整理し、その項目に沿った具体的な取組内容を宣言していきます。
宣言を推進するプロジェクト名称「SAFE TABLE STATEMENT ~国産チキンの安全・健やか宣言~」には、生産者や食鳥処理事業者の、自分たちが生産・食鳥処理したより安全性の高い国産チキンの消費を通じ、消費者が健やかな食生活を送ってほしいという願いを込めました。このプロジェクトの成果として、将来社会全体の食品安全に対する意識が高まることも、願いの中に込められています。
- どのようなことを宣言するのですか?
宣言は、「生産者や食鳥処理事業者の経営理念」、「衛生管理の取組」、「生産者や事業者のこだわりの取組」で構成されます。
「経営理念」には、生産者や事業者が、食品を生産・加工・流通させる上で、食品安全及び消費者の信頼確保の観点から最も大切にしている考えや信念を記載いただきます。
「衛生管理の取組」については、取組項目と取組内容を具体的に記したガイドラインを作成し、ガイドラインに沿った取組を記載いただきます。
生産者や事業者のこだわりの取組には、「衛生管理の取組」の取組以外で、取り組んでいる衛生管理の取組や、消費者の信頼確保を目的とした取組を記載いただきます。なお、ガイドラインは6月頃にポータルサイト内に掲載予定です。掲載までもうしばらくお待ちください。
- このプロジェクトに生産者や食鳥処理事業者が参加するメリットは何ですか?
生産者や食鳥処理事業者が自主取組宣言をすることにより、以下のようなメリットが生まれることが期待されます。
- 農場や食鳥処理場の衛生管理水準の維持向上に伴う生産性の向上
- 企業倫理が高まることによる従業員の意欲向上
- 自社が生産する肉用鶏や鶏肉製品のより高い信頼性の確保
また、取組への認知が進んだときに期待される二次的な効果として、生産者や食鳥処理事業者の取組が認知されることに伴う企業間取引の誘因や、自社の生産する鶏肉のブランド力の向上などのメリットが生まれることが期待されます。
- 応援サポーターとは何ですか?
本プロジェクトの趣旨に賛同し、本プロジェクト全体を応援する、またはプロジェクトに参加している生産者・食鳥処理事業者を応援する企業・団体です。
一緒にプロジェクトを盛り上げてくださる方を募集しています。詳しくは「応援サポーターになる」のページをご覧ください。
手続き
- プロジェクトに参加する方法の詳細を教えてください。
6月頃に募集要領をポータルサイト内に掲載予定です。
掲載まで、もうしばらくお待ちください。
なお、申し込みは9月頃開始の予定です。 - いつから申し込みができるようになりますか?
6月頃に募集要領をポータルサイト内に掲載し、申し込みは9月頃開始の予定です。
- ロゴマークは参加すると使えるようになりますか?
プロジェクトへの参加が完了すると、プロジェクトロゴマークを使用いただくことが可能になります。
使用の際には、ロゴマーク利用規約・ロゴガイドラインをご確認ください。
その他
- ポータルサイトに掲載されている画像データを使用したいです。
本ポータルサイトの画像・イラストは、許諾を得た上で使用しております。本ポータルサイト上から画像・イラストを取得して、転載することはお断りいたします。(無断転載禁止。)
- サイト内に、coming soonとなっているものが複数あります。
本プロジェクトは2025年夏頃から本格的に始動します。
プロジェクトの進行状況にあわせて、順次コンテンツを公開していきますので、今しばらくお待ちください。